さて、今回詳しく紹介致します印刷所は、私がいつも使っているFINE TECH(ファインテック)さん。
皆さんが知っている同人関係の印刷会社さんではないかもしれませんが、親切丁寧で、料金もとてもお安く、いつも希望どうりに納品してくれて、本当~に助かっています。
眼鏡拭きを作るきっかけ
同人誌以外にも何か使えるアイテムを作りたいな~と漠然と思っていた矢先、友人から同人グッズのマイクロファイバーミニタオルをプレゼントしていただきまして。
それがまた絵柄がとっても可愛くて、汚すのも嫌だし、もったいぶってなかなか使えなかったのですが、いただきものはやっぱり使ってこそだよね!と思い切って使ってみたらば、あらまぁ!素敵!めちゃ重宝するし使い勝手が良い良い。
このような経緯でこれは是非自分でも作ってみたい!と思い立ちました。
FINE TECH(ファインテック)さんで作ろうと決めた訳
漫画のように最初「オリジナル眼鏡拭き作成」で検索して同人印刷の大手さんをかわきりに、色んなサイトを巡ったのですが…
と言うのが正直な感想でした。
でも、どうしても諦めきれなくて、ネット徘徊しているうちに見つけたのがFINE TECHさんだったのです。
し、しかもなんとフルカラー印刷!サイトの商品紹介写真を見る限り、めちゃくちゃ印刷もきれいに出てる!
そこで料金を確認してみると、自分の予算内でそこそこの枚数を作れそうだったので、生地や印刷仕様などその他も詳しくチェック。
と当初、ノーマルっぽい印刷所さんがはたして同人関係物の印刷してくれるんだろうか…との不安がありましたので、メールでその旨伝えて問い合わせをしました。
引き受けてもらえるようなら、合わせて見積もりもお願いし、その他疑問に思ったデータ形式やデータの送り方などの質問もしてみました。
その時の対応が好印象でしたので、思い切って頼む事にしました(ちなみに大神イラストで発注)
もちろん眼鏡拭き以外にも色々と作れますが、今回の記事は眼鏡拭き制作の記事ですので、その他のアイテムに関しては割愛させていただきます。
作れるサイズと価格表一覧
作れるサイズと各料金は上記の通り。
参考までに:私が作っているサイズは15cm×15cmです。
はじめから知人に配るつもりで作る時は50枚発注で、それ以外だと30枚くらいと作る枚数を決めています。※こちらは発注により変わるかもしれませんが、都度おまけが1~2枚ほど入っています。
薄手と厚手より選べる2種類の生地タイプ
システムクロス製:薄手の生地で表面がギザギザの断裁加工。
システムクロス製は表面がフラットで、つるつるした手触り。※画層は自前の眼鏡拭きです。
最初にどのような生地なのかを、電話で聞いた時の回答がこちら。
「一般的な眼鏡拭きと同じと思ってもらって構いません」
※システムクロスはマイクロファイバーとは違うの?と疑問に思う方いらっしゃるかもしれませんが(実は私も最初別物かと思っていました)マイクロファイバーに間違いございませんのでご安心を。
印刷がはっきりするのはシステムクロス製の方で単価も手頃ですので、私はこちらのタイプで毎回作成しております。
特殊なマイクロファイバー:厚手の生地タイプで縁縁縫い加工。
ソフトな風合いでフェルトのような感じ。
仕上がりはマットだそうです。(こちらも電話での回答)
厚手なのはちょっと興味がないのと、少し大きめサイズからの作成になる事もあり、単価が高くなる為こちらの布タイプでは作ったことはありません。
マイクロファイバーの特徴
マイクロファイバーは8マイクロメートルという超極細繊維です。
その太さは、人間の髪の毛の100分の1の太さと言われているそうです。
- 吸水性に優れ、乾燥も早い。
- 繊維がとても細かいので、ダニも寄せ付けません。
- 細かな汚れやチリを吸着!眼鏡やグラス・鏡など、ガラス製品の デリケートな材質の汚れ拭き、その他携帯電話やカメラなどの精密機器の汚れふきにも最適です。
印刷方法は昇華転写プリント
昇華転写プリントというのは、熱で生地にデザインを染める印刷方法のこと。
生地を直接染めるという特性でインクのひび割れや違和感などもありませんし、洗っても劣化しにくい特性があります。
注意ポイント
発色はとても綺麗なのですが、どうやらマゼンダはかなり濃く出てしまうようです。
私も印刷してもらった眼鏡拭きの中でナナキ(FF7のキャラ)やケットシーのマントなど赤を基調とした部分はイラストよりも濃く=赤がかなり強めに印刷されました。
その他熱で染めるという特性の為に、アイロンなどの熱を加えると色移りしたり、洗濯して乾かす際に直射日光などが当たると色があせたりしますので注意が必要です。
原稿の作り方
step
1まずはテンプレートを用意します
まずはテンプレートをダウンロード…といきたいところですが、FINE TECHさんのサイトにはテンプレートがないので自分で用意する必要があります。
私は自分で作るのが面倒でしたので、他社の150×150mmのテンプレートをダウンロードしました。
自分が作りたいサイズのテンプレートなら、どこのでも大丈夫です。
※仕上り寸法の上下左右+10mm(※サイズによっては20mm)が塗り足し領域として、余裕を作ることを忘れずに。
step
2イラスト描き
原稿作成の際、特に注意する点と言えば、仕上がりラインぎりぎりに切れてほしくない重要な文字を入れないようにするだけです。
上の画像は私の原稿の見本です。
- 文字・タイトル最大位置(ピンクの点線)までに切れてほしくない文字や画像を入れる。
- 仕上がり線(青色の点線部分)までに、入ってほしい被写体やイラストを入れる。
- 印刷の仕様によって少しズレが生じることがあるので、ヌリタシ部分まで背景や背景色を入れておくとベストです。※仕上り寸法の上下左右+10mm(※サイズによっては20mm)が塗り足し領域
step
3データ入稿
対応データ形式は .eps または .ai です(※IllustratorのバージョンはCS5以下)とありますが、一番初めに問い合わせした時に、受け付けてもらえるのはフォトショップの【PSD形式】でも大丈夫と言われましたので、私はクリスタでカラー原稿を作成して、PSD形式で保存したものをデータ入稿しています。
step
4入金
私は料金を前もって、HPの【お問合せフォーム】より見積り依頼します。
- お問い合わせ内容:見積り希望なのか注文か、1000枚以上の特注の見積もりか等
- 注文予定:全て完全データ入稿なのかや、どの商品を何枚などを記入
- その他の質問や、依頼内容記入欄・配送方法とお支払記入欄・お客様情報欄の記入
私はこのその他の質問や、依頼内容記入欄に【届けてほしい日と、その場合の締め切りが何日の何時になるのかを教えてほしい事】を記入しています。
下の画像は、その見積もり依頼の返信メール画像です。
料金はデータ入稿後届くメールで改めて確認できますが、私はたいてい締め切りギリギリ入稿なので、データ送信した後すぐに郵便局に走れるように準備しています(そういうとこだけ用意周到w)
それから料金を振り込んだ事をメール、もしくは電話にて伝えます。
step
5商品が届くのを待つ
入金の確認が取れたら作業に取り掛かってもらえます。
入金確認が取れたとのメールが来たら無事受理されたと安心しますね。
商品が発送されたら、商品発送のお知らせメールがきます。
何かあった時のための【問い合わせ番号】が記入されています。
メールを間違って破棄しないように気をつけましょう。
あとは商品の届く日まで待つのみです。
こんな私の無茶振り発注でも対応してくれるんです
イベント等合わせで前もって原稿を描きあげれたら良いのですが、だいたい同人誌原稿上げて、もし間に合うならば…と体に鞭打ってグッズ制作に取り掛かります。
上の漫画のように眼鏡拭き原稿描いてる私は、ゾンビみたいです(顔怖くてすみません)
本当にこのまんまw
FINE TECHさんに、希望指定日までに届けてもらう為の締め切り日を問い合わせ、自宅配送では到底間に合わないので、東京遠征時のカプセルホテルに届けてもらうように手配もしてもらう鬼畜ぶり。
こ、こんな最悪なユーザーの要望にもきちんと答えてくれる素晴らしい印刷会社さんなのであります。
あくまでもこんな駄目なユーザーでも、とても親切丁寧に対応してくれる良い印刷所さんという事を強調したかっただけなので(;´∀`)
FINE TECHさんで眼鏡拭きを作ろう!まとめ
私の眼鏡拭きを作った経緯と作り方を記事にいたしましたが、いかがでしたでしょうか?
少しでも貴方のグッズ制作のお役に立てなら…
もしくは、ちょっとでも興味持っていただけたら幸いです。
FINE TECHさんはとても親切丁寧に対応してくれる、良い印刷所です。
もちろんコチラだけでなく安く作れるところは他にもありますが、私がいつも作ってもらってて、太鼓判押しておすすめ出来る所ですので、今回記事としてまとめて紹介させていただきました。
グッズは一度作ると色々作りたくなってしまい、何種類も作りたくなります。
実際私も眼鏡拭きはもう8枚も作っています。
比較的大神のイラストの眼鏡拭きは人前で使っても大丈夫だと思うのと、ゲームの布教活動の為にw友人にプレゼントして使ってもらっております。
1枚からでもというのが、敷居が高くなく、気兼ねなく作れると思うので、
是非!オリジナルな眼鏡拭き、または推しのイラストなどで作ってみてはいかがでしょう!