コロナの影響でマスクが購入出来なくなってから、もう4ヶ月経とうとしています。
100均やドラックストアにあって当然だったマスクが、こんなにも長い間購入出来なくなるなんて思ってもみませんでした。
並んでマスクを購入なんて本末転倒なことはしたくありませんので、仕事場で使う使い捨てのマスクはなるべく洗って数回使うようにして、自宅や食料品を買いに行く時などの外出時には色がついててもいいから、洗えるマスクをネットで購入しよう!と。
気になる良さそうなマスクを探して、入荷日となれば発売時間前にパソコンの前で準備万端に待ち構えていたのですが、いつも回線で負けてか、やっとこさ繋がればあぁ無情、SOLD OUTの文字が目に飛び込んでくること幾星霜(大袈裟ではなく毎回そうだったんですよヨヨ)
こうして自分で作ることを決意!
中学校の家庭科授業以来の本格的!?裁縫をする羽目となったのです。
「マスク…自分で作っみようかな…」「自分でも作れるかな?」と、同じ事を思っているあなたの参考になれば幸いです。
立体マスクを作るには何が必要?
マスクを作のに必要最低限な物はこちら。
- マスクを作るための型紙
- 布
- 針と糸とハサミ(こちらは3点セットで書かせていただきました)
- アイロン
- ミシン
もう必要なものはつく全部あるから早く作り方を!という方はお手数ですが目次の「立体マスクの作り方手順」よりジャンプして下さい。
型紙
もし手持ちに型紙がなければ、無料でダウンロードできるサイトからいただきましょう。
私もセットに付いていた型紙を使い、試しに手縫いで作ってみると少し小さかった為「マスク・型紙・無料」でネット検索、無料でダウンロードできるサイトから大きめマスクの型紙を印刷して使うことにしました。
作れるマスクの種類は色々とあります。
自分の好きな形、もしくは、裁縫に自身がないなら手間のかからない種類から選んで作りましょう。
今回作成する立体マスク(大中小・子供サイズ)=縫うときに手間がかかります。
ひだ付きマスク=立体マスクと同様に手間がかかります。
平マスク=立体マスクよりも行程が少なく一番簡単に作れます。
布
本当はダブルガーゼが通気性も良くて最適なのですが、マスクが手に入らなくなって自作する人が多くなり、こちらも品薄・もしくは品切れで、なかなか手に入りません。
肌ざわりが良く、付けた時に息がしやすいようにあまり厚めの生地でないもので代用しましょう。
その点では綿が手に入りやすくて丁度よいのでは、と思います。
今回使用した布は綿100%:シーチングタイプの生地です。
もっとこだわるなら、オーガニックコットンを使うのも良いでしょう。
その他、手ぬぐい、ガーゼハンカチも代用出来ると思います。
針と糸とハサミ
この3点については特にこだわりがなければ何でも良いかな、と思います。
それこそ100均で売られているもので十分かと。
細かいことを言うと、糸は丈夫なポリエステル系のもの。
今回使用する生地は薄手ですので、糸も細いものを使用すると良いでしょう。
針は手縫いなら自分が使いやすい長さのサイズのもの、ハサミはよく切れるものであれば本当になんでも良いです。
アイロンとミシン
こちらはあってもなくても構いませんが、どちらもあったほうが時間短縮になりますし、仕上がりもきれいで超便利です。
試作品を手縫いでチクチク縫ってみましたが、やはり時間も手間もかかりました。
私はありがたいことに母親が裁縫をしていましたので、どちらも自分で購入することなく自宅にあり、今回拝借させていただきました。
立体マスクの作り方手順
マスクを作っていきましょう!
水通し
買ってきた布をいきなり裁断してマスクを作ってしまうと、洗濯した時に縮んでしまう場合があります。
生地によってはだいぶ縮んでしまう事もあるので、水を張った洗面器などに水を張り布を2~3時間ほど浸します。
時間が経ったら布を整えて乾かします。
裁断
布目を整えるためにアイロンを掛けます。
今回使用した綿の生地はどちらかといえばシワが出来やすいので、アイロンを掛けたほうが無難です。
アイロンを掛けたら型紙のとおりに裁断しますが、この時に表裏がはっきり分かる布は必ず表裏で対になるように注意して裁断して下さい。
同じ方向ばかりで裁断してしまうと、左はちゃんと柄のついた表面だけど、右が裏に当たる生地というおかしなことになってしまいます。
写真のように布を二つ折りにして裁断すると、表裏考えなくて良いですし、時間短縮にもなります。
沢山作っていきますよー!
縫製
表裏でセットにしたものが2対で一枚のマスクが出来ます。
さて縫っていきましょう!
step
1中央部分を縫う
まずは表を中にして真ん中に当たる部分。
型紙の通り1cmくらいのところに針を指し縫っていきます。
この作業を2枚同じようにします。
縫い終わったら糸を切らないように数カ所切り目を入れます。
次に画像のように縫い代のみみが開くように、丁寧にアイロンを掛けて下さい。
ここは後の作業で「表にして真ん中を縫う」という過程がありますので、みみがきちんと開くようにしっかりと丁寧にアイロン掛けをして下さい。
step
2中表に合わせて裏側上下を縫う
作ったパーツを表が中になるように重ねて、縫っていくうちにずれないようにまち針で数カ所押さえます。
こちらも外側から1cmくらいのところに針を指し、形に沿って縫っていきます。
上下縫って下さい。
※真ん中の部分をしっかり固定すると縫い目が直線に揃ってきれいに仕上がりますので、余裕があれば真ん中部分がずれることないように注意して縫っていきましょう。
step
3表に布を返し表面上下を縫う
この時に再度縫い代のみみの部分にアイロンを掛けてから布を返すことをおすすめします。
表に返して、上下共に折り目がつくようにしっかりとアイロンを掛けていきます。
この時にきちんと布を返さずアイロンを掛けてしまうと、中に余分な生地が折り込まれたまま上下を縫う羽目になってしまうので、きっちりと布を返す事を気をつけて!
しっかり折り目がついたら今度は表面の上下を縫います。
表面なので、できるだけきれいに仕上げたい…。なので、ミシンの扱いに慣れていない私のような方はゆっくりと形に沿って縫っていくようにするといいですよ。
こちらの作業はアクセント的にわざと太めの糸で手縫いでされる方もいるようですが、手縫いは時間がかかるし、ミシンよりも自身がなかったので私はミシンを使用しました。
幅は1cmだと広すぎるかな?と思ったので0.8cm くらいのところに針を指して縫いました。
こちらの作業も上下に施します。
step
4中央部分から幅少し開けて両サイド縫う
この作業は省いても大丈夫ですが、真ん中を縫っておいたほうが、型くずれしにくくなります。
立体感もしっかり出ますし、中でみみがこっちに偏りあっちに偏りとゴワゴワすることがないので、ひと手間…いやふた手間かかりますが、縫っておくことをおすすめします。
(片側だけ縫うという手もあります)
みみを抑える目的と、あとはあんまり離れたところを縫うと格好良くないので、だいたい0.5cm くらいのところを縫いました。
step
5両サイドゴム通しの袋部分を作る
さてもう此処まで来るとゴールが見えてきました!
両サイドにゴムを通す袋を作る作業です。
まずは端0.5cmくらいの部分を折ってアイロンをしっかりかけ、更に折り込んで大体1cmくらいになるところでアイロンを掛けます。
この後ミシンで端の方を縫うので、ここは折り目をしっかりつけて下さい。
縫っている最中にずれないようにまち針で固定。
ここできっちり押さえておくと仕上がりが綺麗です。
上から下まできちんと縫います。
立体マスク完成です
出来ました!
使う前に一度洗濯します。
そして形を整えるためにアイロンを掛け、ゴムを通したら完成です!
マスク用のゴム紐も今はどこも品切れでなかなか買うことが出来ません。
私は使い捨てのマスクのゴム紐を再利用して使っています。
手芸屋さんでは伸縮性のある裏用の生地を細く割いたものを代用として販売していました。
ゴム紐はぼちぼちと出来たら作ったマスクに付けていくつもりです。
自分用・家族用・友人用・同僚用、総数20枚作りました。
所要時間、日数はといえば…。
1日3~4時間作業を3日、仕上げなどで+2時間程かかりました。
慣れないお裁縫、ミシン、アイロン掛け…。
ミシンは1本針を折り、縫い目が引きつれたりのトラブルあり。
アイロンは一応布を敷いていたのですが、足りなかったようで床を少し焦がしたり…。
やばいわ~ほんと慣れないことするからいろんなトラブルに見舞われました(;´д`)トホホ…
でも、なんとか形にはなったので良かったかなと。
基本物を作るのは好きなので作業自体は楽しかったです。
縫い目はやはりガタガタしてる部分あったりするけれど、素人が作ったものにしてはまぁまぁ使えるのではなかろうかと思います。
最後に一通りの過程を通して行って、どのくらいで出来るか試してみたのですが、30分ほどで作れました。
裁縫慣れている人ならもっと早く作れるのではないでしょうか?
コロナの影響でマスクが買えないので、立体マスクを自作してみました!まとめ
自作マスクは市販のマスクのようにウイルスカット!だの花粉カット!だの高性能な機能はありません。
ですが、今大切なのは少しでも感染のリスクを下げる事(あと飛散させないのも重要ですよね)
マスクを付けないよりはマシ程度かもしれませんが、それでも十分だと思います。
以前ベトナムに行った時にこのような立体マスクを露天で購入してから、旅行の移動、夜行バスや飛行機、そして旅先の旅館やホテルで重宝していました。
そう思った時に付けて寝ると、翌朝には調子が戻っていたりとなにかと便利です。
もう2、3枚欲しいなぁ~と思っていたので、今回のことはいい機会だったと思っています。
自作マスク、たしかに手間は掛かりますが、自分の好きな生地で作れますし、何かと重宝すると思います。
もし少しでも気になったようであれば、一度試しに作ってみてはいかがでしょうか?
少し小さめのマスクを作って、インナーマスクとして使うというのも良いと思いますよ!
今回はミシンやアイロンを使いましたが、使わずとも手縫いでチクチク縫えます。
上の画像のマスクは試作品でチクチク手縫いで縫ったものです。
少し小さかったので、使い捨てマスクのインナーマスクとして現在使用しています。
テレビCMの合間に少しずつチクチク縫うとか…どうでしょう(*´ω`*)
最後まで読んでいただき、有難うございました!
皆々様くれぐれもお身体簿自愛下さい。
そして家族、大切な人皆が無事乗り越えられますように…。