以前アドプリントさんでプレゼント用に缶ミラーを作ってみて、アイテム的にかなり気に入ったので、大神のイラストでどうしても作りたかった缶ミラー。
コロナが流行り、イベント参加が出来なくなってはモチベーションを保てず中断…を繰り返し、気が付けばもう2年以上も経ってしまいました。
グッズ作りはコミケ合わせでしかしない!と、自分ルールみたいなものがあったため、このような状態になってしまったのですが、もうコミケ合わせでなくても自分用に作りたいとの気持ちが膨らんだのと、グッズだけでも…とにかく何か作りたい(ワナワナ…)と禁断症状的な何かが強く出たこの機会にと、頑張ってイラストを描き上げましたので、ようやく缶ミラー作成にこぎつける事が出来ました。
今回は前回利用した「アドプリント」さん以外で作る前提で、候補に挙がった会社と、その中から選んだ理由、そして原稿作成・申し込みの流れまでを詳しく記事に致しました。
依頼する候補に挙げたのは3社
「缶ミラー」で検索して10社ほどのサイトを吟味しました。
その中で候補に挙げたのは以下の3社です。
- 缶バッチの達人さん
- 缶バッチ製作屋さん
- UCANBADGEさん
それぞれの製作所の特徴と、料金表の一部を抜粋してみました。
缶バッチの達人さん※クリアミラータイプの価格表一部。税込み価格。
とにかく缶バッチで検索をすると、必ず上位に出てくる製作所さんで、料金的にもレビュー的にもとても気になったところです。
魅力を感じた点
- 加工の種類も豊富、色々と凝ったアイテムが作れる
- 作りたい個数や加工・オプション等選ぶと、それに応じた料金がすぐにわかる
- 5000円以上の利用で送料無料
レビュー数も、利用者の高評価も多い。
※缶ミラー専用ケースは別売で、料金量で加算されるのを見る限り、1枚27.5円になるかと。
※76㎜サイズの料金表。税別料金。こちらの制作屋さんはツヤタイプの缶バッチのみで、サイズが57㎜と76㎜の2種類。
魅力を感じた点
- 国内自社生産
- ガラス部分の仕様にもこだわりがある
※専用ケースは別売で1枚40円
難点は50個からしか作れない事。
より小ロット希望の時は利用できない。
こちらが今回作成をお願いした製作所「UCANBADGE」さん。
魅力を感じた点
- 「シルキーマット」という品質がとても魅力
- サイトの作りも丁寧でわかりやすく、ちょっとした問い合わせにも丁寧な対応をしていただけた
- 専用ケースが付いたお値段で、トータル的に一番格安であった
- 納期で価格に割引がある
こちらもレビュー数も、利用者の高評価も多い。
今回は使ったことがない製作所で候補を絞りましたが、前回作ったアドプリントさんも1個から作れてとても良かったので、合わせてご覧いただけたらと思います。
-
1個から作れる!オリジナル缶ミラー【アドプリント】さんで作ってみた感想とレビュー!
仕事先でよく働いてくれたバイトちゃんが、今年の4月から無事に第一希望の会社に就職。 寂 ...
続きを見る
【UCANBADGE】さんを選んだ理由
以上に上げた候補の3社の中でUCANBADGEさんを選んだ理由を挙げます。
まず、私が今回作りたいと思っている缶ミラーの仕様ですが、以下の4点を重視していました。
- マットタイプ仕様で、サイズは76㎜くらいの手のひらサイズ。
- 他、同時にクリアタイプの缶ミラーも10個ほど試作したい。
- 自分が使う事を考えて、専用ケースを付けたい。
- 印刷はきれいだと嬉しい!
これらの条件に一番合っているかな?と感じた製作所がUCANBADGEさんだったのです。
【UCANBADGE】さんで缶ミラーを作ろう!
製作所を決めたら次は、テンプレートのダウンロード・イラスト制作をしていきます。
制作までの流れ
UCANBADGEさんのHP上部「デザイン作成」クリックで以下のページに進みます。
テンプレートのダウンロード
デザイン作成方法を知りたい場合は、このページの「デザイン作成方法」を選択すると、そちらのページに。
問題なければ「テンプレートダウンロード」のバナーをクリックします。
テンプレート選択
テンプレートの種類は豊富にあります。
Ai・Photoshop・クリスタ・SAI等様々なソフトに対応しています。
カラーモードもCMYKとRGBの両方があります。
こちらも自身の都合のいいほうを選択しましょう。
参考までに…
一応両方のテンプレートをダウンロードしましたが、私の使用ソフトはクリスタなので、RGBのほうが都合が良い。
しかしRBGカラーを選択する場合、サイトには以下の注意書きがあります。
不安に思うようであれば、一度メールに画像を添付するなどして、問い合わせをしたほうが良いと思います。
色の再現性を重視する場合はCMYKカラーを推奨します。
RGBカラーでも多くの色を再現できますが、色によっては仕上がりに影響する場合があります。
ご心配がありましたら事前にご相談ください。
私も入金完了メール送信時、最終確認のために、CMYKとRGBカラー両方のデータにイメージ画像(jpgの色見本)を添えて、色見本に近いほうで印刷をしてほしいと希望を出しました。
結果は「RGBのデータの方がイメージ画像により近いので、こちらを使用します」との返答をいただきまして、RGBカラーのデータで制作という流れになりました。
テンプレートを解凍する
テンプレートダウンロードしたら、圧縮されているzipファイルを解凍します。
解凍されたファイルを開くと、様々なサイズや形のテンプレートが入っています。
私だけかもしれませんが、なんだかいくつかのファイル名が文字化けしている状態になってました。
ただ、そのようなファイルでも普通に開けれますので、ご安心を。
今回使用する76㎜のテンプレートはファイル名も問題なかったので、安心してクリスタで開きます。
テンプレートの中身
テンプレートを開くと、中身は上の様な状態です。
レイヤー、上から
- ※削除禁止※塗りたし線
- ※統合禁止※表面部分ガイド
- デザイン
- 背景
ガイド線は間違っても画像と統合しないように注意!
最初からロックがかかっていますから、触らなければ問題はありません。
イラスト制作と配置
イラスト制作はテンプレートに従い描いていくだけですので、今回は割愛致します。
重要点は点線の範囲内に、切れてほしくない重要なイラストや文字を納め、外枠まで画像を入れる事。
ここで私の失敗談
本当はテンプレートの問題もあるので、先に製作所を決めてからイラスト制作の流れが順番として最適なのですが、私の場合、缶ミラーを作成した経験があったために、先にイラストを描いてこの工程が逆になってしましました。
- 前回の製作所の、サイズが1㎜小さいテンプレートを使ってしまった
- メインのキャラクターのイラストが大きすぎたので、縮小して隙間が出た部分を埋める作業が発生してしまった
発注用データ作成
きれいなグッズは出来る限りスキのない、丁寧なデータから出来るので、ここは納得がいくまで費やします。
と言いつつも…
原稿が完成したら、書き出しします。
テンプレートもすべて統合しないように気を付けて、私の場合はpsdファイルで複製をRGBカラーで保存しました。
発注の流れ
トップぺージ上部「ご注文」バナーをクリックします。
作成するるアイテムを選択
今回は缶ミラーの作成なので「缶バッチ製品」の「ご注文」をクリックします。
アイテムの仕様や個数オプションの選択
このページは、作成するアイテムのサイズや形、個数や仕様、そしてさらに個包装や台紙など、細かいオプションの選択をしていきます。
希望する項目にチェックを入れていき、全て記入が終われば「次へすすむ」をクリックします。
データのアップロード
データのアップロード画面に進みます。
今すぐアップロードするを選択した場合、フォームが開きます。
使用するデータを「ファイル選択」の場所に、ドラッグ&ドロップします。
※1ファイル100MBまで
あとから入稿するを選択した場合は、メールに添付する、もしくはファイル転送サービスを使い、ダウンロードURLを メールに添付しましょう。
複数デザインがある場合
複数デザインがある場合、作成する個数にばらつきがあるようでしたら、どのデザインがどの仕様で、何個必要かを記入した個数票を添付します。
必要事項を記入し終わったら「次へすすむ」をクリックします。
個人情報の入力
住所や名前・メルアドなどの必要な個人情報を記入します。
記入が終われば「次へすすむ」をクリックします。
支払方法の選択
支払方法は以下の4つ
- 銀行振込
- クレジットカード
- 代金引換
- 請求払い(法人・団体・官公庁・事業者の方利用可能)
キャンペーン・クーポンコード等を持っていれば、ここでURLを入力します。
入力完了で「次へすすむ」クリックします。
その他の入力
ここでは以下の記入を求められます。
- 梱包前殺菌消毒を希望するか否か
- 納期
- お届け希望日
- 配送時間指定
- 請求書や領収証などの書類発行
必要なもののチェック、記入をします。
入力が終われば「内容確認」をクリックします。
最終確認画面
こちらで個人情報と注文内容の最終確認をします。
大丈夫であれば「送信する」をクリックします。
入金
入金までの流れ。
- 「ご注文ありがとうございます」と注文を受注した案内のメール
- 「お支払い手続きのご案内」のメール
「支払い手続き案内」のメール内容抜粋
当店ではネット総合決済サービス「クロネコwebコレクト」を利
用しております。
下記リンク先にアクセスして、ご注文内容・お支払い金額等をご確認ください。
確認後、お支払い手続きをお願いします。
私はクレジットの支払いでしたので、この流れとなりました。
添付されていたURLにアクセスして入金した後、入金完了のメールを送信。
使用する画像の最終確認
画像の事で確認したい事もあり、再度画像データを添付。
添付した画像データは以下の3点
- CMYKデータ
- RGBカラーのデータ
- イメージ画像としてjpgの色見本兼、個数表
「添付した色見本画像に近い色合いの、データの方で印刷をして欲しい」と希望しました。
先にも書きましたが、結果は「RGBのデータの方がイメージ画像により近いので、こちらを使用します」との返答をいただきました。
この時点で正式に受理した事と、作業に移る旨を伝えられます。
発送予定日もこの時のメールに記載されていました。
制作
入金とデータ確認が取れたら、いよいよ制作に取り掛かってもらえます。
以降のキャンセルや変更は受け付けられなくなります。
あとは発送されるまで、心待ちにするだけ。
商品が届きました!
注文が正式に受理されてから2週間ほどで届きました。
箱を開けるとプチプチでくるまれており、10個単位でナイロン袋に小分けにされていました。
郵送中の品質保持の為に、シリカゲルが1つずつ、小分けされた袋に入っていました。
他、アンケートの案内と、製品の取り扱い注意点を記した用紙も入っていました。
このシリカゲル、缶バッチ製品の保管方法の注意点として「長期保管時には、市販のシリカゲルや、石灰乾燥材等の使用を推奨します」とありましたので、シリカゲルを新たに入れて保管しようと思います。
完成缶ミラー
「RGBカラー」データで印刷された大神缶ミラー1
- 左:ツヤ有りタイプ
- 右:シルキーマットタイプ
「RGBカラー」データで印刷された大神缶ミラー2
- 左:ツヤ有りタイプ
- 右:シルキーマットタイプ
ツヤ有りタイプの方が、発色が強く出ています。
いかにも缶バッチ!って感じで(缶ミラーですけれど…)はっきりくっきり、つるつるピカピカ!です。
私は個人的に碁石のようなマットの手触りが好きなので、魅力を感じたシルキーマットの方を多く作成しましたが、ツヤ有りタイプの方も違った魅力があって、これなら同数作っても良かったかな?と感じました。
シルキーマットのほうは、やはりすべすべさらさらとした肌触り。
ミラーの仕様について
ミラー部分ですが、割れ防止のため、内部には板状のバネが入っていて、押すとミラー部分が上画像左のように、沈みこむ形となっています。
なので注意点として「強い圧力・繰り返し圧力をかけると板バネが消耗してミラー部分が沈んだまま、元に戻らなくなる場合がある」そうです。
どのくらいの耐久性があるかわかりませんが、鏡部分をわざと押すこともないし…と思うので、そこまで気にする必要はないかと。
ただ、鏡を掃除する際クリーニングクロスを挟んでしまう事があり、こういった細かいところを気にする人にはどうだろう?と思うところです。
専用ケースについて
UCANBADGEさんの缶ミラーには、専用のケースが付いています。
こちらの専用ケースは蓋がないタイプ。
※上部にスライド式のチャックが付いた専用ケースもあります。
上乗せ料金がかかります。
回転させながら出し入れすると、スムーズにいきます。
何度か出し入れしてると、コツをつかんだのかケースがなじんできたのか、気にならくなってきました。
BOOTHにて販売中
この缶ミラーが気になった方は、こちらから購入できます。
pixivBOOTH「Dragon-Maker」
1つ400円。
+配送料(配送はクリックポスト)
プチプチにくるんで1週間以内に発送致します。
個人的にちょこっと使いのミラーをよくなくすという理由で、前々から作りたかった缶ミラー、今回形に出来て本当に良かった…。
久々にテンション上がりました♪
ミラー缶バッチ作成レビューまとめ
結果を言ってしまうと、今回のアイテム「缶ミラー」。
UCANBADGEさんで作って良かったです。
良かった点
- 専用ケース付き、10個から安価で作れる。
- RGBカラーも対応(※要確認)
- 印刷も発色も鮮やかできれい!
- 始終丁寧な対応をしていただけた。
- 割引対応が多々ある
割引対応について
- LINE友達追加
- Twitterフォロー
- 作成したグッズの写真投稿
- ゆったり納期にする
クーポンや納期等で割引対応していただけたりするので、利用できるのもは全て利用ましょう!
不都合な点
- 専用ケースが窮屈で出し入れがしにくい。
- ミラー部分が仕様で沈み込むので、掃除の時クロスを挟んでしまう事がある。
現時点で気になった、もしくは気にする人は気するかな?という点はこのくらいかなと。
缶ミラーを使っていくうち、耐久性とかまた別の点で気づきがあるかもしれませんが、あればそれはまたその時に追記する事とします。
手のひらサイズで丁度いいサイズの缶ミラー、しかも料金もお手頃で個数も10個からと作りやすい。
かなり使い勝手も良いですし、同人グッズには最適アイテムなのでは?と思います。
このアイテムを持って今年、コミケ参加出来ればよいのですが…と夢見つつ。